店舗ブログ

デニムパンツのシルエット変更

東京都 - 有楽町店(10月15日閉店)

こんにちは、ミシン工房有楽町店渡辺です。
今回はデニムパンツの修理を紹介いたします。

今回お修理するのはリーバイスの515、メンズサイズの31インチになります。

修理前のシルエットです。
ウエストにかなりのゆとりがあること、両脇のウエストから渡り(腿の付け根)までのはらみ、丈の長さが気になるのでお修理していきます。

 

ジャストウエストで穿きたいと思っていたので、ウエストのあまり部分をつまみます。
また、両脇の膨らんでいる部分を削り、丈を好みの長さに調節します。

ウエストを詰める際に注意する点は、どこでどれだけの寸法を詰めるかです。
後ろ中心だけで詰めてしまうとポケットの間隔が狭くなるので、詰める寸法を後ろ中心と両脇と分散します。
(後ろ中心、左右脇の3箇所→三方詰め)

両脇にはリベットと言われる金具が打ち付けてあります。
リベットにブランドの刻印がされているものがありますが、リベットは一度外すと再利用は出来ません。
今回はウエスト〜渡りまでを、リベットを外さずに脇線の後身側のみで詰めます。
(寸法が多ければ、リベットのある前見頃側も詰めなければいけません。その際はこちらで用意のリベットを打ち直します。)

 

続いて丈つめです。
ダメージ残し加工(裾残し加工)で丈つめをします。
こちらの修理であれば元々のダメージ加工されている裾を、丈つめでカットした裾に移植する様な修理になるので、風合いを損なわずに丈つめすることができます。

 

お修理後の仕上がりです。

 

【MENU】

 

ウエストをジャストサイズにしたので、腰で穿いていたウエストの位置が上がりハイウエストに見えます。
こちらは31インチを約29インチ弱までにしました。
両脇のはらみ部分も解消され、裾の余分な生地もなくなりすっきりした印象になりました。

詰める寸法や、修理箇所が決まってなくても大丈夫です。
希望のシルエットや、気になっている箇所があれば、店頭にて採寸をしながら決めていただけます。
スタッフにお気軽に問い合わせください。

スタッフ一同、お客様のご来店をお待ちしております!

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