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LEVI’Sヴィンテージデニムの裾破れ修理
いつも当店をご利用いただきありがとうございます!
阪急メンズ東京 リメイキングサロンの植木です。
今回はヴィンテージのリーバイス501のデニムの破れ直しの修理を紹介させていただきます!
基本的にヴィンテージのジーンズだと裾にスレ感や色落ちがあると思います。(デッドストック以外)
今回のデニムも大変雰囲気のある色落ちをしていて惚れ惚れしますね!
しかし、悪い言い方をすればそれだけ裾にダメージが蓄積されている状態です。
そういったデニムをフルレングスで穿いていると、このように破れがどんどん広がっていきます。
しょうがない事ではありますが、このままだと穿きづらい状態です。
気兼ねなく穿けるように修理しましょう!!
後の裾の破れが横に向かって大きく破れています。
膝やお尻のあたりであれば、裏側から芯やデニム生地をあててたたき修理をするのですが、今回破れているところは裾の部分。ステッチの幅も9ミリと少し細めの幅なので、生地をあてると分厚くなってしまい雰囲気を損ねてしまいます。
ではどうするか・・・
こうしました!
後側の破れが大きかった部分には色の近い綿糸を横向きに均一に並べています。
その上から芯を貼って固定した上で馴染む糸でたたき修理をしております。
画像ではこのくらいアップで見てようやく修理跡が分かる程度だと思います!
うまく馴染んでくれました!
裏側はこんな感じです。厚みを抑えるために生地ではなく芯を貼っています。
修理後に裾を縫い直して完成です!!
破れのなかった前側も補強のために後側と同じようにたたき修理をしております。
ぱっと見は何もしてないように見えますが、きちんと補強しております!
後側はこんな感じです。
破れている状態と見比べると、全然違いますね!
ロールアップしても違和感の出ないように、裾の折返りのところには芯が出ないように調整しております。
いかがでしたでしょうか?
今回は裾の破れ修理の事例を紹介させていただきました。
今回の裾の破れ修理は、
両裾のたたき修理とチェーンステッチの入れ直しを含めて
12,300円+税
納期は3週間となります。
少し補足ですが、
今回の破れは裾と地面、もしくは靴との擦れによって発生した破れです。
身体の動きによる力が加わって発生する破れではないので、どちらかというと見た目重視でのたたき修理をさせていただきました。
破れ箇所が太ももや膝のあたり、お尻周りであれば、身体の動きによって生地に負荷がかかり発生した破れなので見た目の綺麗さより強度を優先したたたき修理の方法を提案させていただくこともあります。
お客様とお品物を見合って、じっくり話し合い、ご満足していただける仕上がりにできるように、スタッフ一同精一杯努力させていただきます!
お持ちのお洋服でお困りのことがありましたらなんでもご相談くださいませ。
皆様のご来店を心よりお待ちしております。
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