ニット修理 vol.2 – 糸引き

こんにちは！ミシン工房有楽町店、山口です！

カバンの金具やアウターの付属品、時計やアクセサリー類などに引っ掛かってしまい、糸が引けてしまう事も少なくないかと思います。

糸引きの長さやゲージの大きさ、編み方によって多少跡が残る場合もありますが、糸が切れていなければ基本的にお修理は可能です😊

途中で切れてしまっている場合は、糸引きを戻せるところまで戻し切れた部分は穴になるので、「かがる」か「リンキング」を施します。

糸引きでお修理の出来ない（元に戻せない）ものは、モヘアのような毛糸自体がとても細く毛足の長いもの。
また、一本の束の毛糸ではなく、束の中の一本が引けているものです。（※糸は何本かの糸を撚って一本の束になっています。）

元に戻せない理由として、

• 絡まってしまい糸が戻らない
• 細くて糸が切れる
• 束の中の一本は、引けてない糸も引っ張りだす為その過程で切れるなど、被害が大きくなる

などです。
※お修理の出来ないものは、引けた長い糸を裏側へ入れて処理しています。

色々と方法がありますのでお気軽にご相談ください😊