袖口の擦り切れ直し「物を大切にする」と言う事

こんにちは！ミシン工房有楽町店、山口です。
早いものでもう師走ですね…。

当店の最寄駅 “有楽町” から大手町を結ぶ街路樹のイルミネーションが今年も華やいでいます

ここ丸の内のイルミネーションは、1球あたりの使用電力を65%削減したエコイルミネーション
一昨年前より、更に30%カットした「NEWエコイルミネーション」を一部に採用し、自然エネルギーで発電されたグリーン電力も使用しているそうです

2016年度【日本夜景遺産】としても認定された丸の内イルミネーション、とても素敵ですので是非一度ご覧ください～

「エコ」といえば『物を大切にする』という意味で、私達にも通ずるものがあるように思います
新調したお洋服のサイズ調整はもちろんですが、ご来店下さるお客様の殆どが長く愛用されているお品物のお修理です。部品が壊れたもの、穴が開いたり擦り切れてしまったもの、ちょっときつくなってしまったもの…

デザインを変えたりメンテナンスや手直しをして、もう少し愛用出来るように…
微力ながらそのお手伝いをさせて頂いているのかなと思いました。

さて今回は袖口の擦り切れ直しです。
長く愛用していると、摩擦により少しずつ生地が薄くなり傷んでしまいますよね…

袖口の擦り切れ直しは、通常はミシン刺し（→破れ直しの記事参照）をし補強した部分が見えない様に袖丈を短くする（0.5〜1cm程）修理をしています。

写真の様に、破れた部分に別の生地で包んだり取り付けて短くしない方法もあります。

襟やポケットに縁取りがあったので似た素材のテープで挟み込みました、初めからデザインだった様な違和感のない仕上がりになりました！
※材料が必要な場合は手配に時間がかかる為、修理日数も3～4週間ほど掛かります。

お見積りなどは無料ですので是非ご相談下さい