スカートの裾上げをする方法とは?
ネットやショップで試着せずに購入したスカートを、実際に着てみたら着丈が長かった・・・。
お手持ちのスカートでも、トレンドや好みが変わって、もう少し着丈を短くしたい・・・。
こんな時は、裾上げをしてイメージ通りの着丈に調整してみましょう!
実際裾上げするにはどうしたらいいの?
次の2つの方法があります。
- 自分で裾上げする
- お直しの専門店に頼む
裁縫の経験があり、裁縫道具をお持ちの方は、自分で裾上げにチャレンジしてみましょう!
裁縫道具を持っていないし、失敗しないか心配・・・という方は、お直しの専門店に頼むと仕上がりもキレイで安心です。
それぞれの方法を紹介していきますので、どちらが良いか参考にしてみてください。
専門店に頼む場合の料金相場
ご自身でスカートの裾上げが出来ればそこまで費用もかかりませんが、「難しそう」「キレイに直したい」という方は、洋服のお直し専門店に裾上げをお願いしてみてはいかがでしょうか。
専門店にお願いする際、スカートの裾上げの相場は、1400円~2500円程度です。
ご自身で裾上げするより費用はかかりますが、お気に入りのスカートだからこそキレイに仕上げたい、という方はプロにお願いしてみましょう。
スカートの裾上げの方法【手縫い】
ミシンがご自宅に無い場合、手縫いで裾上げをしてみましょう。
用意するもの
- 縫い針
- まち針
- 糸
- ハサミ
- アイロン
- メジャーやモノサシ
手縫いの方法
- 裾上げをするスカートを実際に穿いて、丈の長さを決める。
- 丈の長さに縫いしろを4cm足す。足した長さで裾をハサミでカットする。
- スカートを裏返し、②で足した縫いしろ部分を2cm幅に三つ折りする。
- 折り目を付けるためにアイロンをかけ、まち針でとめる。
- 三つ折りにした部分をまつり縫いする。
縫い目がほとんど目立たない「まつり縫い」の方法
- 玉結びを作る。
縫い針と糸を用意し、玉結びを作ります。 - 縫い代の裏側から針を入れ、縫い始めます。
最初は玉結びの結び目が目立たないように、縫い代の裏側から針を出します。 - 表布をほんの少しだけすくう。
3mm~7mmほど先に針を動かして、表布をすくいます。1m程度ですくうと、表からは目立ちません。 - 縫い代の裏側からななめに針を出します。
縫い代の裏側からななめに針を出して抜きます。 - 裾口を一周するまで繰り返します。
2~4の手順をぐるり一周するまで繰り返します。 - 玉結びを作る。
縫い終わったら玉結びを作り、完成です。
スカートの裾上げの方法【ミシン】
ミシン縫いの方法
- 裾上げをするスカートを実際に穿いて、丈の長さを決める。
- 丈の長さに縫いしろを4cm足す。足した長さで裾をハサミでカットする。
- スカートを裏返し、②で足した縫いしろ部分を2cm幅に三つ折りする。
- 折り目を付けるためにアイロンをかけ、まち針でとめる。
- 三つ折りになった端部分を1周ミシンで縫っていく。
スカートの表に少し縫い目が見えるので、生地となじむように似た色の糸を選ぶと良いでしょう。
複雑なスカートの裾上げなら”ウエストで調整”がおすすめ
プリーツスカートやフレアスカート、または裾にデザインがあるスカートは、裾の部分を短くすることが難しいので、ウエスト部分で丈を調節する必要があります。
ただし、ウエストのベルト部分と裾部分を一度ばらしてカットする必要があり、ポケットやファスナーなどが付いている場合はさらにそれらを全て付け直す必要もありますので、大変難易度が高いお直しです。
単純に「カットしてつなげる」という内容では無いため、プロに依頼する事をオススメします。
一時的な裾上げには”裾上げテープ”がおすすめ
裁縫の知識が無い方や、手軽に裾上げがしたいというかたには裾上げテープがおすすめです。
最近は100均などでも裾上げテープを手に入れることも出来ますね。裾上げテープを使う際の注意点と、使い方の解説をしていきます。
裾上げテープを使う前に…注意点を解説
次のようなスカートは、裾上げテープでの裾上げが出来ない事があるため注意が必要です。
- 裾が大きいフレア状になっており、裾幅が広いタイプのスカート。
- 裾口のデザインが複雑なスカート。
- 素材等の特性でアイロンが使用できないスカート。
上記のような裾上げテープに不向きなスカート以外であれば、比較的簡単に行えます。
では、次に裾上げテープの使い方について解説していきます。
裾上げテープのやり方
- 裾上げをするスカートを実際に穿いて、丈の長さを決める。
- 丈の長さに縫いしろを4cm足す。足した長さで裾をハサミでカットする。
- スカートを裏返し、好みの丈に折り曲げて折り目を付けるためにアイロンをかける。
- 縫いしろ部分と、生地の境目をまたぐように裾上げテープを置き、アイロンをかけて固定します。
※裾上げテープによりアイロンの温度や使い方が異なる場合がありますので、購入された裾上げテープの説明書に従ってください。
裾上げテープの剥がし方
- 裾上げテープに熱を加えるため、当て布のうえからアイロンをかけます。
- 冷めないうちに、優しく生地を持ち上げて剥はがしていきます。
- 冷めて剥がれなくなってきたら、①~②を繰り返し行い剥がしていきます。
※裾上げテープ古くなっている場合、キレイにはがれず生地に残ってしまう事があります。その場合はエタノールを使ってはがす方法もありますよ。シミになってしまう事もありますので必ず目立たない場所で試してから行ってください。
制服のスカートの裾上げの方法とは?
お子様の制服のスカート丈は、成長とともに身長が伸びても着用できるように、長めのサイズを選んでいませんか?
そんな長めの「吊りスカート」と「制服のスカート」の裾上げについてご紹介します。
幼稚園用に多い「吊りスカート」
吊りスカートはサスペンダースカートとも言われ、スカートのウエスト部分から一対の紐が取り付けられ、肩で引っ掛けて着るタイプのスカートです。アジャスターで長さを調整出来るものもありますが、無い場合は左右の肩紐部分を短くしたい分だけ内側に折り曲げてまつり縫いする事で短くする事が可能です。
少し厚みが出る事と、折り曲げた部分が目立ってしまいますが、この方法だと成長に合わせてほどくことで再度長さを元に戻すことが出来ますね。
学生服などの「制服のスカート」
制服のスカートはプリーツになっているものが多く、形が崩れないようにプリーツ部分に加工が施されています。そのため、自分で裾をカットして裾上げする方法では、元々のようにキレイなプリーツにならない事が多いです。
当て布をしてしっかりアイロンをかける事でキレイなプリーツにする事が出来ますが、あまり強く当てるとテカリが出てしまう事もありますので、注意してください。
折り目加工スプレーなども市販されているようですので、キレイに仕上げたい方は試してみてはいかがでしょうか。
もし裾に校章などがある場合、そのまま裾上げをすると無くなってしまいます。その場合はウエストから調整で対応出来るプロに依頼する事をオススメします。
自分でやるのが難しい場合は、専門家に頼むのがおすすめ
ここまで、スカートの裾上げをする方法を紹介しました。
しかし、「思ったより裾上げって難しそう」や「失敗した時が心配」と感じられた方も多いかもしれません。
裾をカットした時にカット寸法を間違えてしまったり、裾上げテープは失敗して貼り直す際、接着糊がうまく剥がれずベタベタになってしまったりする事もあります。
後悔をしたくない大切なスカートほど、プロに任せるという選択肢もあります。
洋服のお直し専門店に依頼する
洋服のお直しを専門にしているリフォームショップは、全国にたくさん存在します。
スーパーやファッションモール、百貨店などにもリフォームショップがありますので、足を運びやすい店舗に依頼してはいかがでしょうか。
事前に相談したい場合などは、ショップまでスカートを持っていくと見積りもしてくれますよ。
頼む時の注意点
電話でお問い合わせを考えられている場合、実際のスカートを見みてないと縫製仕様がわからないため、お店まで持参していただいた方がスムーズにお直しのご提案が可能です。
仕上がり日数
最短で当日中のお直しが可能。※繁忙具合により別途お時間を頂戴する場合があります。
洋服クリーニング店に依頼する
洋服のクリーニング店でも、裾上げなどのサービスを取り扱っている店舗があります。
汚れが付いたまま裾上げを行うと、アイロンの熱などで汚れが取れなくなってしまう場合もありますので、汚れがある場合はクリーニングと同時に裾上げを相談してみましょう。
頼む時の注意点
洋服のクリーニング店のスタッフは、お直しの専門家では無いことが多いため、お直しに詳しい方がいらっしゃらない場合があります。また、店舗により対応出来ない場合もありますので事前にご確認ください。
仕上がり日数
1週間~10日程度。
※店舗によって異なる場合があります。
専門家に頼むときの料金
店舗によって料金は異なる場合がありますが、一般的なスカートの着丈つめの平均金額は以下の通りです。
洋服のお直し専門店
2,500円~5,000円程度
洋服のクリーニング店
1,400円~3,000円程度
スカートの素材やデザインなどにより金額が変動しますので、詳細な料金につきましては実際に店舗にお問い合わせください。
スカートの裾上げなら「フォルムアイ」にお任せください!
弊社ではエンドユーザーを対象とした洋服・バッグのリフォームショップを業界に先がけて全国に展開してまいりました。
創業以来50数年をかけて蓄積してきたお直しに関してのノウハウはかけがいの無いものがあります。
また全国200店舗を有しているため、高度な技術スキルを持った人も数多く存在しています。
そうした人たちを組み合わせて、その店舗で対応できない商品も対応できる仕組みをとっています。
そのため他社では断られた内容でも、弊社では対応できる場合もございます。
百貨店においては全国60店舗にショップを設けており、いわゆる百貨店レベルでの対応を行っています。
取扱品目(アイテム)として通常の洋服の他に、ニット製品、皮革製品、毛皮製品やバッグの修理や色染めにも対応しています。
こうしたことから様々な種類の製品のご相談に応じています。
通常の洋服のお直しに加えて、古着のサイズ調整やリメイクも承っています。
お客様のアイデアをもとに、弊社のスタッフとお客様とで相談しながら素敵なリメイク品を作り上げていきます。
また、昔のデザインを生かしながら体型に合わせたリメイクにも対応しています。
お直しというサービスは、初めて利用されるお客様にはとっつきにくい、難しいイメージを持たれる方も多いと思います。
お客様のお悩みをカウンセリングし、それぞれ適切なお直し方法をご提案いたしますので、お気軽に弊社リフォームショップまでご相談ください。
もちろん、お見積り・採寸は無料で承ります。
まとめ
いかがだったでしょうか。
スカートの裾上げ方法と、自宅で裾上げが難しい場合の依頼先を紹介しました。
「試着しないで買ったら、思ったより着丈が長かった・・・。」
「手持ちのスカートを、好みが変わったので短くしたい!」
など、スカートの裾上げを検討されている場合、参考にしてみてください。
スカートの裾上げは、年間約400万着のお直し実績があるフォルムアイまで!
ご依頼お待ちしております。
関連コラム
- 自宅で簡単にできる裾上げ・裾直しの方法を紹介
- 股下とは?正しい測り方と股下の長さに合ったパンツ・スカートの選び方
- スーツのサイズ直しはどこまで大きく(小さく)できる?料金や納期についても解説
- スカートの裾上げのやり方とは?簡単な方法から店舗に頼むときの料金まで徹底解説!
- スーツがきつい時の対処法/アイテム・部位別の応急処置を解説
- ウエストが大きいパンツ/スカートの詰め方・簡単な方法
- スーツ裾上げの長さの目安、裾上げの種類(シングル・ダブル)についてご紹介