スーツのジャケットがきついときの対処法
肩周りがきつい
出来るだけインナーを薄着にする
ジャケットの肩周りがきついと、肩先から腕が浮き出るようにシワが入ります。
一番簡単に出来る応急処置として、出来るだけインナーの厚みを減らすという方法があります。
Tシャツの上にワイシャツやブラウスを着用されている場合は、袖のあるTシャツから袖のない「ノースリーブのシャツ」や「タンクトップ」に変えるだけでも肩周りの分厚さを抑える事が出来ます。
夏場など、カジュアルな着こなしが可能なシーンでは、ワイシャツやブラウスを着用せず、インナーをTシャツやキャミソールにするとさらに分厚さを抑える事が出来ますね。
インナーを減らした分、肌が触れてしまう箇所に汗じみが出来てしまう事がありますので、かたく絞った濡れタオルでポンポンと叩くように拭いたり、着用後は風通しの良い場所で陰干しをするなど日頃のケアで対処しましょう。
ジャケットだけ買いかえる
セットアップでスーツを買っている場合、ジャケットはきつくてもパンツはまだ穿けるという事もありますね。
その場合はジャケットだけを購入してジャケパンスタイルでの活用をおすすめします。
色合わせのコツさえ押さえてしまえばまとまりのあるスタイルになりますよ。
無地と無地、無地と柄、濃い色と薄い色という基本の組み合わせを意識して新しいジャケットを選ぶと良いでしょう。
肩幅調整のお直しを依頼
まず前提として、肩幅を小さくする事は出来ますが、大きくする事は出来ません。
小さくする場合は、左右合わせておおよそ2センチ程度、それ以上の寸法を詰める場合は身幅も詰めて調整をしないと袖が付かなくなってしまいます。
肩幅を詰めるのと合わせて肩パッドの調整もすると雰囲気がまた変わりますので、肩幅を詰める時は肩パッドにも注目してみましょう。
ジャケットで1番大事なのが「肩幅があっているか」です、スーツは肩で着ると言われるくらい肩幅のサイズ感で印象がかわってきますので、サイズが気になるジャケットがございましたら、是非フォルムアイのショップまでお持ち込みください。
スタッフがご要望をお伺いして最適なお直し方法をご提案いたします。
- 関連リンク
- ・肩幅(身幅調整なし)| サイズ直し(リフォーム)
胸元・スーツの前がきついときの対処法
インナーを変える
薄着が出来る夏場は良いですが、冬は寒さ対策で厚手のインナーを着用するとジャケットの胸周りがきつくなってしまう事もありますよね。
肩回りがきつい時同様、インナーの厚さを抑える事が一番手っ取り早く着心地を変える近道です。
しかし、単に薄着するだけだと寒い・・・。
その場合は吸湿発熱素材のインナーを選びましょう。
最近ではすごく薄いタイプのものもありますので、試してみてください。
ボタンを移動する
インナーを変えてもやっぱりきつい・・・!という方は、ボタンの位置を変えてみるのも一つの手です。
ただ、元々ボタンが付いていた部分に跡が残ったり位置を変えたためにシルエットが変わってしまう事も。
あくまでもお直しを依頼するまでの「応急処置」として検討する事をおすすめします。
身幅調整のお直しを依頼
上記の対処法で解決しない場合は、フォルムアイのショップまでお持ち込みください。
身幅を広げる場合は内側の縫い代が残っている分量しか出せません。
基本的には約2センチ程度出る場合もありますが、元々のウエストのシェイプがきついと、縫い代にノッチと呼ばれる切れ込みが入っている場合もあるため、その場合は背中心から幅を広げることもあります。
身幅を細くする場合はお腹周りのあたりで約4センチ程度が目安です。
基本的に後ろ側の左右のラインから詰めていきます。
それ以上の寸法を詰める場合は、前側の縫い目や背中心も触って詰めていくこともあります。
ジャケットの縫製仕様を確認しながらスタッフが最適なお直し方法をご提案いたしますので、お気軽にご相談ください。
スカートやパンツがきついときの対処法
仰向けに寝た状態でスカート/パンツを穿く
スカートやパンツがきつくて、ファスナーやボタンが閉まらない場合、立った状態ではなく仰向けに寝た状態で穿いてみましょう。
仰向けになることで、重力で下がっていたお腹周りが胸の方に上がり穿きやすくなりますよ。
ボタンを閉めずに穿く
どうしてもボタンが閉まらない場合、ファスナーが最後まで上がっている時は、ボタンを閉めずにベルトをする事でボタンの部分が隠れます。
もしベルトで隠れない場合は、着丈が長めのシャツなどを着用して隠れるようにしましょう。
補正下着を使う
補整下着を着用する事で、ウエストやヒップ周りが整えられて穿きやすくなります。
少し窮屈になりますので、長期間の使用というより、修理依頼をするまでの応急処置として使用しましょう。
ウエストサイズを変えるアイテムを使う
ホック部分にアジャスターとして取り付けて、ウエストを広げる便利なアイテムも市販されています。
針や糸も必要が無く、簡単にウエストを広げる事が可能ですので、急に着用が必要になったスカートやパンツがきついと感じられた時は利用を検討してみましょう。
ウエスト調整のお直しを依頼
ウエストを大きくする場合、生地の縫い代の分量によって大きくできる寸法が決まってきます。
基本的にはおおよそ2センチ~3センチ程度であれば後ろ中心のみで出せることもありますが、縫製の仕様によっては1センチも出せない場合もありますので注意が必要です。
仮に縫い代が全くない場合、同じ生地がある程度あればマチを入れるようにして広げることも可能です。
ベルトをしていない状態で、自分の掌がちょうど入る程度のゆとりが適正なウエストサイズの目安になります。
ヒップ周りに関しては、窮屈すぎると横のポケットが開いてしまい窮屈な印象を与えてしまいます。
大きすぎるとお尻にたるみが出てシルエットを崩してしまうので要注意です。
パンス・スカートの縫製仕様を確認しながらスタッフが最適なお直し方法をご提案いたしますので、お気軽にご相談ください。
スーツのお直しなら「フォルムアイ」にお任せください!
弊社ではエンドユーザーを対象とした洋服・バッグのリフォームショップを業界に先がけて全国に展開してまいりました。
創業以来50数年をかけて蓄積してきたお直しに関してのノウハウはかけがいの無いものがあります。
また全国200店舗を有しているため、高度な技術スキルを持った人も数多く存在しています。
そうした人たちを組み合わせて、その店舗で対応できない商品も対応できる仕組みをとっています。
そのため他社では断られた内容でも、弊社では対応できる場合もございます。
百貨店においては全国60店舗にショップを設けており、いわゆる百貨店レベルでの対応を行っています。
取扱品目(アイテム)として通常の洋服の他に、ニット製品、皮革製品、毛皮製品やバッグの修理や色染めにも対応しています。
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お直しというサービスは、初めて利用されるお客様にはとっつきにくい、難しいイメージを持たれる方も多いと思います。
お客様のお悩みをカウンセリングし、それぞれ適切なお直し方法をご提案いたしますので、お気軽に弊社リフォームショップまでご相談ください。
もちろん、お見積り・採寸は無料で承ります。
まとめ
いかがだったでしょうか。
スーツのジャケットがきついときの対処法と、スカートやパンツがきついときの対処法をそれぞれで紹介しました。
「久しぶりに着たジャケットの前ボタンが閉まらない・・・!」
「リモートワークが続いた事で、今まで穿いていたパンツがきつくなった・・・。」
など、ジャケットやパンツ、スカートのお直しを検討されている場合、参考にしてみてください。
ジャケットやパンツ、スカートのお直しは、年間約400万着のお直し実績があるフォルムアイまで!
ご依頼お待ちしております。
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