股下とは
人体の股下は、股の足の付け根から床までの距離の事で、おおよそ「身長×0.45~0.44」が股下の長さとされています。
衣服の股下は、股の十字の縫い目から裾端までの距離となり、人体と衣服の股下の長さは必ずしも同じとは限りません。
衣服の股上の深さにより、股下の長さは変動する事も覚えておきましょう。
ご自身の股下の長さを把握されていない方もいらっしゃると思いますので、この機会に測って見てはいかがでしょうか?
股下の正しい測り方
立った状態での測り方
必要なもの
- 雑誌や、四角にカットしたダンボール(長辺30cm程度のもの)。
- 付箋やマスキングテープ、貼り付けられて印を付けるために使えるもの(ガムテープでも可)。
- メジャーや定規、1m程度が測れるもの。
手順
まずは壁を使った測り方を紹介します。
あらかじめ、壁に向かって立った際、手が届きやすい場所に付箋などを貼っておきます。
裸足で壁に向かって立ち、つま先を壁にくっつけます。
脚の間に、用意した雑誌などの長辺を横にして挟み、脚の付け根までしっかり引き上げます。
脚の間に挟んだ雑誌などの、短い辺を壁にぴったりと押し当て、上辺と床が平行になるようにします。
押し当てた雑誌の上部があたっている所に、付箋などで印を付け、メジャーや定規で床からの長さを測ります。
寝た状態での測り方
必要なもの
- ペットボトル(500ml程度のもの)
- メジャーや定規、1m程度が測れるもの。
手順
次に寝た状態での測り方を紹介します。
仰向けになって寝ころび、足を真っすぐのばした状態で壁に足の裏を付けます。
ペットボトルを股の下に置きます。ペットボトルには水などを入れて、ずれにくいようにしましょう。
置いたペットボトルがずれないように気を付けて起きあがり、置いたペットボトルから壁までの距離を測ります。
手持ちのパンツを使った測り方
必要なもの
- メジャーや定規、1m程度が測れるもの。
手順
最後に手持ちのパンツを使った測り方を紹介します。
パンツを横向きにし、床や台の上など平らなところに置きます。この時シワにならないように気を付けましょう。
股下の縫い目が十字になっている部分が見えるようにパンツの片足を折り曲げます。
十字の交差部分から、裾までの長さを測ります。パンツのデザインや股上の縫製仕様でパンツにより長さが変わりますので、あくまでも目安としてください。
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股下の平均はどのくらい?
女性の股下平均
身長 | 股下 |
---|---|
145cm / | 63.8cm |
150cm / | 66cm |
155cm / | 69.5cm |
160cm / | 70.4cm |
165cm / | 72.6cm |
男性の股下平均
身長 | 股下 |
---|---|
160cm / | 72cm |
165cm / | 74cm |
170cm / | 76.5cm |
175cm / | 78.7cm |
180cm / | 81cm |
股下に合ったパンツとスカートの選び方
パンツの選び方
パンツはシルエットやデザインにより股上の深さ(股の十字の縫い目からウエストまでの長さ)も変わる為、自分に合う股下の長さはデザインにより変動します。
ネットで購入する際は基本的に人体の股下(股の足の付け根〜床まで)に近いものを選べば丈が足りなくなる事はありません。
スキニーのような細身のシルエットは人体の股下に近い寸法。ワイドのような太めのシルエットは人体の股下と差が生じ、思ったより長かったという事もあるので注意が必要です。
股下だけではなく股上の深さも参考にする事も大切です。衣類の総丈(股下+股上)と、人体の総丈(ウエストから床までの距離)を比べて目安にしましょう。
スカートの選び方
スカートもシルエットにより変動があります。
股下だけではなく、総丈を目安にする事が大切です。
低身長(股下短め)の方は、くるぶしが隠れるくらいの丈は重たく見えます。
高身長(股下長め)の方は、膝上などの短い丈は足の露出部分が多くなるので注意が必要です。
ふくらはぎ位置の丈は足が太く見えてしまうので、長めならふくらはぎ下、短めなら膝下のふくらはぎより細く見える位置を目安に選ぶと、スタイルアップ効果が期待できます。
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いかがだったでしょうか。
股下の測り方と、股下の長さに合ったパンツ・スカートの選び方について紹介しました。
ご自身の股下を把握できたことで、パンツやスカートを選ぶ際に一つの目安となれば幸いです。
また、実物を試着出来ないネットなどで購入される予定のアイテムも、股下の長さによって着用イメージが想像出来るのではないでしょうか。
かといって、なかなか理想の股下寸法のアイテムにめぐり合う事は難しい場合もあると思います。
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